シミズ薬品株式会社 林 正行 社長

#医療,#小売,#飲食

林社長、本日はよろしくお願いします。早速ですが、シミズ薬品さんは何をされている会社ですか?

私たちは地域の人々の美と健康を支えるために、ドラッグストア「ダックス」を運営している会社です。店舗では化粧品やサプリメントなどの商品を販売するだけでなく、美容に関して相談できるカウンセリングも行っています。

(写真:「ダックス」/HPから抜粋)

ドラッグストア「ダックス」は美も支えているんですね。京都には何店舗あるんですか?

京都で62店舗展開しています。

京都のドラッグストアで一番多いですか?

京都では一番多い店舗数を展開しています。

凄いです!ちなみに、いつ創業された会社なんですか?

先代が1938年に開業しました。最初は本当に小さな薬局から始まった会社です。

京都で83年も続けられているんですね。そんな「ダックス」さんは“京都”のドラッグストアとして心掛けていることはありますか?

同じ京都府内でも、その地域に求められた品揃えにすることを心掛けています。例えば、京都市は大学や大きな会社が多いので、単身で生活されている学生や社会人が多いです。そのため、京都市内の店舗は冷凍食品など手軽に食べれる物や飲みきりサイズのお酒を揃えるようにしています。

それはとてもありがたい気遣いです。他のドラッグストアと比べて、力を入れていることはありますか?

小さいことですが、POP(ポップ:店頭に飾る広告・宣伝物一般のこと)はこだわっています。そして、私たちのグループ全体で「医食同源(病気を治すだけでなく、日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方)」を大切にしているので、食料品も多く取り扱うようにしており、最近では一部の店舗でお肉やお魚の導入を始めました。

ドラッグストアとスーパーが一緒になったようなものですね(笑)。とても便利です。POPは具体的にどのようにこだわっているんですか?

例えば、私たちはSNSで話題になった商品はできるだけ早く仕入れて、店頭販売しているので、そんな商品を目立たせる色や配置を各店舗の社員が工夫しています。

なるほど。では、そんなシミズ薬品さんの強みを教えてください。

まず、京都市内に構える店舗数が多いので、お客様の生活からより近いところにあることが私たちの強みです。そして、私たちの店舗の半分以上が調剤併設型ドラッグストアになっています。

店舗数が多いだけではなく、調剤薬局が併設されていることはとても嬉しいですね。

加えて、医薬品と化粧品のカウンセリングを重視していますのでお客様に安心してお買い物頂けるように努めています。

林社長は、実際に店頭に立たれたりされるんですか?

今は社長としての業務を果たしていますが、学校を卒業してすぐ、上場しているスーパーマーケットで11年間、ホームセンターで約7年間、現場スタッフや店長を経験しました。

熟練者ですね。どうしてホームセンターからドラッグストアに転職されたんですか?

挑戦したかったからです。これまでの小売業の経験を活かしつつ、まったく別の業種に挑戦しようと思った結果がドラッグストアへの転職でした。

ドラックストアに移った際、どのような経験が役に立ちましたか?

昔は「スーパーは食料品」「ドラッグスアトアは薬」のように、そこで扱う商品がはっきり明確化されていました。ホームセンターで飲料品やお菓子を扱うようなことも考えられませんでした。しかし今は、そういう垣根を超えていますので、色々な小売業種を経験していたことは良かったと思います。

なるほど。ところで、コロナ大流行の影響でドラッグストアとして何か変わったものはありますか?

コロナの予防に欠かせないアルコール関係やマスク、体温計などの商品の提供はもとより、外出や外食自粛により食品の需要が拡大したので、地域のお客様のライフラインとしての役割を強く感じています。

本当に、ドラッグストアは生活に欠かせないと思います。その影響で業績も伸びましたか?

おかげさまで2015年から5年間、右肩上がりで成長しています。

2015年からですか?きっかけは何ですか?

2015年にウエルシアグループに仲間入りしたことがきっかけです。営業時間から事業内容まで、ほとんどすべてを一新することで、業績アップの結果に繋がりました。

では、そんなシミズ薬品さんの今後の展開はどのように考えていますか?

京都だけではなく、県外に拡大していきます。その際に、地域戦略を充実するだけではなく、新しい人材も積極的に採用していきたいです。実際に今年、今後の出店戦略から考えた結果、創業以来最多の38名を受け入れることができました。

(写真:取材風景)

38名ですか!? では、林社長の「求める人物像」を教えてください。

チャレンジ精神を持っている人が欲しいです。

どうしてですか?

20代は色々な経験を積んでほしいからです。失敗することを恐れていては何もすることができないので、挑戦的な姿勢で物事に取り組んでほしいです。

チャレンジ精神は成長する上でとても大切ですね。

チャレンジした結果、もし駄目だったとしても、必ず小さい勝利は掴んでいます。その小さい勝利を見つけるかことができるかどうかが大切です。私が店に立っていた頃、自分で陳列した売り場から商品が売れていくことで喜びを得ていました。店長からしたら、その利益はほんの僅かなものですが、私はそこに小さい勝利を感じ、仕事に対しての充実感を得ることができました。

小さい勝利に気づける人は仕事を楽しくできる人ですね。

そして、私たちは小売業者ですので、どれだけご来店されるお客様に喜んで頂けるかが求められます。なので、お客様に対して親切な接客ができる人、気配り、心配り出来る人が一番です。

店員さんの親切な接客はネット通販にはないので、いつも感謝しています。最後に、大学生にアドバイスをお願いします。

就活生へのアドバイスになりますが、企業説明会やインターンシップは積極的に参加してください。

それはどうしてですか?

積極的に参加することで自分がどんな会社像を求めているのか、どんな要素に魅力を感じるのかに気づけます。結果的に自己分析に繋がります。

ここでも積極的なチャレンジ精神で行動すべきですね。そして、そうすることで選択肢が広がると思います。

そうですね。大学生全体に言えることは、「自分は何がしたいのか」をぼんやりでも良いので考えてほしいです。その際、まずロールモデル(手本になる人や憧れの人)を探すところから始めてみてください。ロールモデルは意外と自分の身近なところに居ますので(笑)。

「自分もこうなりたい」と思える大人との出会いは身近なところに潜んでいるんですね(笑)。林社長、本日はありがとうございました。

取材にご協力頂き有難うございました。