株式会社インフィニティ 江守 章二 社長
江守社長、本日は宜しくお願いします。早速ですが、インフィニティさんは何をされている会社なのですか?
私たちは中小企業のIT化・業務効率化・活性化に関連する多彩な商品・サービスを提供することでお客様をサポートする会社です。
例えば、どんな商品・サービスを提供されているのですか?
主にスマートフォン、電話回線、新電力、インターネット回線などを取り扱っています。さらには、LINEを使った集客サービスも提供しています。
なるほど。どうして中小企業に焦点を当てているのですか?
一般的に、会社の大半を占める中小企業には、私たちの提供するサービスや情報が不足しているのです。
なるほど。インフィニティさんは今の時代には欠かせない「IT化」や「効率化」を中小企業に促している、ということですね。では、そんなインフィニティさんの強みを教えてください。
仕事に対する意欲が自然と高まる環境が整っていることが私たちの強みです。
どんな環境が仕事に対する意欲を高めているのですか?
例えば独立採算制度をとり、社員の営業成績をしっかりと管理することで、社員の向上意欲を自然に引き出します。
独立採算制度?
社内の各部門を1つの独立した経営組織とみなし、その部門ごとの損益計算を行うという制度です。
社員さんの一人一人の頑張りが見えやすくなる、ということですね。
はい。他には、働き方改革に率先して働きやすい環境作りに取り組んでいます。働きやすい環境が成果へと繋がり、それが顧客満足度へと繋がると思っています。
どうしてそのような考えに至ったのですか?
私は経営者になる前の準備として、3年間は業界大手で営業を経験しました。そこでは、優秀な営業マンがいましたが、長い拘束時間や過度なプレッシャーなどで辞めていくという人を多く見てきました。そういった経験から働きやすい環境の大切さを感じています。
なるほど。ところで江守社長は最初から営業は好きだったのですか?営業は本当に精神的に大変な仕事だと思います。
最初は嫌いでした(笑)。しかし、営業はビジネスをする上では避けられません。嫌でも頑張るしかない、最初はそういう気持ちでした。でも今思えば、営業は楽しい仕事です。
今ではもう楽しいと感じているんですね。何か営業をする時のアドバイスはありますか?
アドバイスになるかどうかはわかりませんが、営業が上手い人は明確な目標があったように感じます。若い時期だったこともあり、「お金を稼ぐぞ!」とか「将来独立したい!」とか、ガツガツしていました。でも、一番良いのは楽しむことです(笑)。
「楽しんだもん勝ち」ですよね(笑)。では、江守社長の「求める人物像」を教えてください。
先ほども言いましたが、営業をする会社としてはまずガツガツした人が欲しいです。そして次に、言葉が古いですけど、「苦労している人」が欲しいです。
「苦労している人」とはどういうことですか?
苦労している、失敗経験をしている人には忍耐力があり、打たれ強いです。スポーツやアルバイト、学校生活、どんな場面でも挫折経験があることは大切なことです。その経験をバネにすることもできますし、社会に出てすぐに病む、ということも起こらないと思います。さらには、挑戦していること自体が社会に出て、自信になります。
江守社長は何か学生時代に挑戦しましたか?
私は宅建(宅地建物取引士の略)の資格を取りました。資格を取ったこと自体がその後の自信に繋がり、良かったです。そして、資格取得のために法律を少し勉強したことも後に大きく役に立ったと感じます。例えば、法律の苦手意識がなかったので、社労士(社会保険労務士の略)や行政書士の資格が取りやすかったように感じました。そして、その資格がさらにビジネスチャンスを恵んでくれています。「挑戦する」という行為には「意味がなかった」はありえません。すべての挑戦には意味があります。
なるほど。「やってみる」が大切ということですね。それは大学生へのアドバイスになります。
そうですね。挑戦することが大切です。私も挑戦した経験はすべて良い経験だったと思っています。挑戦と言っていいかわかりませんが、パチンコに無我夢中になったのも、今では良い思い出ですし、何かビジネスに通じるところがあったと思っています。
パチンコもですか(笑)!?例えば、どんなところがビジネスに通じるのですか?
スタイルにもよると思うのですが、私はお客さんの少ない小さな店舗が好きでした。その店の一番良い台を見つけて朝から晩まで励んでいました(笑)。「稼ぐ為には?」を考えるところや「ニッチな部分を突く」ところはビジネスにも共通していると思います。今振り返ると、他のアルバイトより稼げたにしても、よく根気が続いたと思います。のめり込んでいたって感じでしたね。
先ほど、「営業成績がいい人はガツガツしている人」と仰っていました。「ガツガツしている」ということはそこに「のめり込んでいる」ということと通じると思います。本当に結果的にすべて、人生の糧になるんですね。
本当にそう思います。それでも卒業しないといけませんから、単位を効率よく取得する為に自分のネットワークを使い情報収集を行いました。それも、パチンコで学びました(笑)。
すべての行為に価値を見出そうとする江守社長の姿勢が素晴らしいです。
あとは、大学生はその与えられた豊富な時間で自己分析をすると良いです。「自分はどんな人間か?」「どんな会社が向いているか?」を考えるのは生きていく上でとても大切です。
どのように自己分析をすれば良いですか?
まず経験を積むことです。それが自己分析に繋がりますが、強いて言うならアルバイトをすることはとても良い方法です。ひとつを長く続けても数多く経験しても、自分に合った仕事が見えてきます。その仕事から、「自分はこういう人なんだ」と判断していけば良いです。
なるほど。ちなみに、江守社長はどんなアルバイトを学生時代にされたのですか?
私は飲食店や新聞配達、工場、コンビニの夜勤、建築、家庭教師など色々経験しました。
建築も経験なさったんですか!?
はい。1日で全身筋肉痛ですよ(笑)。そんな経験で体力仕事は向いてないと分かりました。工場での単純作業も向いていませんでした。逆に頭を使った仕事は自分に向いていました。こんな感じで自分の適性を見つけていけば良いと思います。
私も自分自身をまだよく理解できていないので、豊富な時間を使って自己分析をしていきます!江守社長、本日は楽しい時間をありがとうございました。